- 子どもの本の魅力
-
宮沢賢治から安房直子まで
- 価格
- 2,456円(本体2,233円+税)
- 発行年月
- 1992年09月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784924814219
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[BOOKデータベースより]
ロマンチシズムの「小川未明」、愛を描き続けた「浜田広介」、空想性きらめく「宮沢賢治」…。そして「灰谷健次郎」「安房直子」。作家と作品の魅力を余すことなくちりばめた、最新日本児童文学論。
1 児童文学作家と作品の魅力(小川未明―お伽噺から近代童話への黎明;浜田広介―新しい幼年童話の開拓者;宮沢賢治―現代の民話の造形;土田耕平―郷愁と追憶の歌人・童話作家;坪田譲治―ロマンチシズムとリアリズムの内在;水上勉―焼跡から生まれた少年文学;福田清人―文学者魂と読者意識)
2 現代の児童文学(転換期の作家―壺井栄・国文一太郎・福田清人・北畠八穂・石井桃子;空想物語の現代的開花―いぬいとみこ・佐藤さとる;読者意識の方向―山中恒・古田足日;民話的モチーフの現代的展開―松谷みよ子・斉藤隆介;ナンセンステールの開花―寺村輝夫・今江祥智;幼年童話の意識変革―中川季枝子;豊かな成熟―大石誠・今西祐行・前川康男・神沢利子・長崎源之助;現代の読者への問いかけ―安房直子・灰谷健次郎;小説家の児童文学)
3 作品中の人物像(「先生」;「母」;「父」;「小人」;「山んば」;「大男」;「鬼」)