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[BOOKデータベースより]
新大統領のもと、アメリカはどうなるのか。対日関係の行方は。彼は「アメリカ人」なのか。アメリカをよく知る新進気鋭の二人が政治、外交、社会など、さまざまな観点から論じつくす。
第1章 オバマは「アメリカ人」か(「保守」から「リベラリズム」の時代へ;保守の敵失;プレイバック一九六一年;「白人」と「黒人」を揺れ動く「ダブル・バインド」;共和党の分裂;三つの「多様性」;「ハートランド」を知らない;「アナライザー・イン・チーフ」;「ブラック・カーター」の可能性;「人種問題」への不明瞭;雄弁の秘密;多様化するアメリカ;加湖の大統領のイメージ;ケネディのイメージ;黒人の支持;積み残された「モラル・イシュー」;ライト牧師の損じア;モビリティーの高さ;政治における「祭り」;「ワイン党」と「ビール党」;「草の根民主主義」の奥深さ;演説で注目される;アジア系大統領の可能性;「チェンジ」)
第2章 アメリカはどこへ行くのか(ルーズベルト大統領のメディア戦略;「修正資本主義」の勝利;「ブレーン・トラスト」の行き詰まり;「親しみやすさ」から「国父」へ;オバマ大統領の「二重性」;「大きな政府」への抵抗;保護主義貿易の可能性;二本マスコミ対米追随;「ジャパン・パッシング」の再来?;イメージに引きずられる;アメリカは没落しない「無極化」を避ける;バイデン副大統領の権力;イラク問題;イラク戦争の「成果」;エマニュエル首席補佐官;アジア外交;北朝鮮問題;チベット問題;日米関係とアジア外交の連動;民主党とのパイプ;クリントン政権の失敗に学べるか)