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[BOOKデータベースより]
2011年3月11日の震災と原発事故のあと、各地でさまざまな動きが起きた。都内では、4月10日の高円寺「原発やめろデモ」に1万5千人、「金曜官邸前抗議」に20万人。全国各地の街頭デモにも人々が集まり、浜岡原発の停止、首相官邸での原発停止申し入れなど、現実に一定の成果を挙げた。これらの動きに、世界でも類をみない「何かが生まれるとき」を感じた気鋭の社会学者が、日本でしか起こり得なかった抵抗の記録と分析に挑む。
官邸前からの証言
それぞれの証言
官邸の中からの証言
盲点をさぐりあてた試行―3・11以後の諸運動の通史と分析
反原発デモはどのように展開したか
日本の脱原発は、すでに実現している。――小熊英二
世論調査で7割が「脱原発」支持。しかし、選挙では争点にならず。実際は二〇一二年五月に全原発が停止。その後も関西電力2基の稼動だけで日常生活は支障なく動いた。「民意」は、どこで、どのように示されていると考えるべきか。
いま路上で起こっていることは、新しい社会を作る機運だ――世界に類を見ない日本の反原発運動を、気鋭の社会学者が現場から徹底分析する。
誰が、いつ、どのように、行動を起こしたか。
官邸前からの証言――2012年に注目された「金曜官邸前抗議」の主催者たち5人が、原発事故直後からの流れを語る。
官邸の中からの証言――震災時の最高責任者である菅直人元首相が、その命令責任と、官邸内から人々の動きがどう見えたかを語る。
それぞれの証言――全国各地の反原発運動に参加した50人のプロフィールを、それぞれの手記で綴る。
以上の証言を踏まえ、編著者の小熊英二がこの現象をどうとらえたか、衆参の選挙分析も含め、100枚の論考で示す。
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