[BOOKデータベースより]
出会いのきっかけは漆器。シンプルで控えめな佇まい、官能的とも思える光沢は作者そのものだった。男は漆工・涼子の住む信州・奈良井に旅立ち、二人の時間が交錯した。
[日販商品データベースより]匂い立つ情感、大人の恋愛小説の極北
諏訪湖の花火大会の日、光岡は駅に降り立った。漆工の涼子とのつきあいは十年以上になる。二人の生が交差したきっかけは、漆器だった。シンプルで控えめな佇まいと、官能的とも思える光沢に魅かれ、光岡は盛器を購入。伝統工芸展の入賞作品であった。
そして、精神の疲れをいやす旅で、塩尻・奈良井に赴き、光岡は漆器店で作者の涼子と出会う。若い涼子の漆器創作に刺激を受け、彼は、かつて文学賞を受賞したものの、挫折していた小説執筆を再開した。
以来、二人は造形や執筆の傍ら、時に二人で憩いつつ、深い想いを育んできた。
やがて、涼子は漆芸作家として、パリで開催される漆器二人展に招聘される。もう一人は、沈金や蒔絵の輪島塗りの男性作家だという。成功したパリの二人展を契機に、光岡は人生の秋期を意識するが……。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 偽医者がいる村
-
価格:902円(本体820円+税)
【2025年01月発売】
- 小説ブルーロック 1
-
価格:814円(本体740円+税)
【2022年11月発売】
- あの日に亡くなるあなたへ
-
価格:858円(本体780円+税)
【2022年08月発売】
- 初情
-
価格:825円(本体750円+税)
【2023年02月発売】
- 女風 歌舞伎町のセラピスト
-
価格:869円(本体790円+税)
【2024年08月発売】