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[BOOKデータベースより]
島国・日本にとって海外への唯一の窓口であった港…。15の港町を巡りながら、近代日本の政治と社会を描く。「港町からみた政治史」へようこそ!
交通革命と港町
[日販商品データベースより]第1部 つくられる国家(箱館―国際社会に参入する;石巻―国土をつくる;横浜―条約を運用する;博多―独自性を保つ;宮津―議会へ行こう)
第2部 移動する人々(広島―軍隊と暮らす;基隆―植民地を経営する;神戸―故郷を離れる;長崎―国境を越えてつながる;下関―技術が発達する)
第3部 拡大する都市(大阪―公共サーヴィスを提供する;小名浜―利益をまとめる;舞鶴―国家に依存する;東京―人と物を集める;湘南―郊外を開発する)
「港町の時代」の終わり
島国・日本にとって海外への唯一の窓口であった港。各地の15の港町をめぐりながら、近代日本の政治と社会を描く野心的な試み。
「港町からみた政治史」へようこそ!
函館、石巻、小名浜、東京、横浜、湘南、舞鶴、宮津、大阪、神戸、広島、下関、博多、長崎、基隆(キールン)……図版、写真多数。
【目次】
序章 交通革命と港町
ペリー来航/蒸気船航路と電信網の拡充/鉄道の登場と港町の変化/多様化する港町と画一化する近代国家
第T部 つくられる国家
第1章 箱館――国際社会に参入する
港町と夜景/西洋諸国の北太平洋進出/幕府による直轄化/幕府による再直轄化/箱館奉行の活躍/開国外交の展開/内乱の発生と新政府の承認
第2章 石巻――国土をつくる
米集散地としての石巻/岩倉使節団の条約改正交渉/全国水運ネットワークの整備/台湾出兵/東北総合開発構想/野蒜築港の失敗/鉄道輸送ネットワーク整備への転換
第3章 横浜――条約を運用する
開港と居留地建設/条約の不平等性/行政権をめぐる問題/法権回復を目指す交渉/首都計画と横浜築港/条約改正交渉の挫折/帝国議会と条約改正
第4章 博多――独自性を保つ
近代博多と福岡士族/自由民権運動の展開/アジアのなかの自由民権/政治的敗者の包摂/南進論ブームと海軍拡張/自由民権から大陸浪人へ
第5章 宮津――議会へ行こう
天橋立と庶民の旅/帝国議会の開設/特別輸出港への指定/通商国家論と地域社会/鉄道敷設法と舞鶴線/超党派組織の限界/観光都市への回帰
第U部 移動する人々
第6章 広島――軍隊と暮らす
軍都の誕生/日清戦争/コレラと戦争/軍隊がもたらす利益と誘致活動/日露戦争/メディアと戦争/「郷土部隊」化の推進
第7章 基隆――植民地を経営する
命令航路の開設/日清戦後経営と「海の日本」/台湾統治をめぐる混乱/後藤新平による台湾経営/地域社会の成立
第8章 神戸――故郷を離れる
ブラジル移民とカフェー・ブーム/移民送り出し港としての神戸/移民宿と移民会社/海洋国家としての米国/移民問題の顕在化/ブラジル移民の国策化
第9章 長崎――国境を越えてつながる
「出島」以後の長崎/留学先・亡命先としての日本/満洲権益と辛亥革命/長崎華僑と中華民国/日華連絡航路の開設
第10章