[BOOKデータベースより]
充実の特集!一冊の日記は、これほどまでに人を動かし歴史を見る目を変えていく。
特集対談 日記に寄り添うということ―マーシャル諸島と戦争の記憶
1 平安時代の日記の破片 日記の生命力―なぜ千年前の日記が今に伝わっているのか
2 女房が日記を記したのはいつからか? かな日記と『土佐日記』
3 他者として遊女の「日記」を読むということ 「日記」を書く遊女たち
4 不特定多数に宛てた現代の文書 日記・文書としてのツイッター
5 制度化された近代日記の読み解き方 近代日本の「日記文化」を探究する
6 一人ひとりの日記を収集・活用・保存する 個人の日記を社会の遺産に
7 一人ひとりの日常から歴史を見いだす歴史学 朝鮮時代の日記資料と研究動向
EXHIBITION 歴博への招待状 特集展示「黄雀文庫所蔵鯰絵のイマジネーション」
SPOTLIGHT 若手研究者たちの挑戦 コミュニティや時代や分野を越えて知の共有を目指す〔ほか〕
国立歴史民俗博物館発! 歴史と文化への好奇心をひらく『REKIHAKU』!
いまという時代を生きるのに必要な、最先端でおもしろい歴史と文化に関する研究の成果をわかりやすく伝えます。
本書の特集は「日記がひらく歴史のトビラ」。
一冊の日記は、これほどまでに人を動かし、歴史を見る目を変えていく。
歴史を語る史料として、日記は魅力的でこんなにも奥深い。
日記を書き、読むことは私たちが歴史に参加し、歴史を実践する行為だ。
歴史学の世界では、日記が史料として研究対象となることがある。一方最近では、日記や手紙など個人の語りに注目する研究も行われている。個人の日記には、公式の歴史書では語られない「生の声」があふれ、きわめて魅力的な史料である。
日記という一人称の史料から、どのような歴史が描けるのか、日記研究の魅力と困難を、時代や地域やジェンダーを越えて語ることを目的とする。日記が歴史を語る史料として魅力的で奥深いものであることがわかれば、日記を書くこともより楽しくなるのではないだろうか。
特集テーマは「【特集対談】日記に寄り添うということ マーシャル諸島と戦争の記憶」「日記の生命力」「かな日記と『土佐日記』」「「日記」を書く遊女たち」「日記・文書としてのツイッター」「近代日本の「日記文化」を探究する」「個人の日記を社会の遺産に」「朝鮮時代の日記資料と研究動向」。
特集以外にも、教科書には載らない歴史のこほ〓れ話、いま注目の博物館漫画家・鷹取ゆうの連載、浅井企画のお笑い芸人・石出奈々子の連載、フィールドワークのビジュアル記事、デジタル研究や若手研究者の記事、全国の博物館や、くらしにまつわる事物を振り返る記事、そして海外の研究記事など、盛りだくさんで歴史と文化への好奇心をひらいていきます。
執筆は、大川史織、三上喜孝、松薗 斉、小倉慈司、横山百合子、小島道裕、田中祐介、島 利栄子、金 貞雲、齋藤 努、鷹取ゆう、石出奈々子、川村清志、日高 薫、廣川和花、大久保純一、亀田尭宙、橋本雄太、渡部圭一、山田慎也、内田順子、青木隆浩。
歴史や文化に興味のある人はもちろん、そうではなかった人にもささる本。それが『REKIHAKU』です。年3回刊行!
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