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[BOOKデータベースより]
オーストラリアで暮らす16歳の少女アンナは、三人きょうだいの長女で、思春期の妹と幼い弟がいる。香港で生まれ育った両親は、幼かったアンナを連れてオーストラリアに移住したものの、母親は異国での暮らしになじめず、部屋に引きこもることが増えていく。中華料理店を営む父親は、妻のそんな状態から目を背け、仕事を逃げ場にして夜も帰宅せず、家のことは長女に任せきり。アンナは両親の教えを守って常に家族を最優先に考え、家事をこなしたり弟の面倒をみたりと、知らず知らずのうちに“ヤングケアラー”の立場にたたされ…オーストラリアの独立系書店の書店員が選出する賞インディ・ブック・アワーズ2020ブック・オブ・ザ・イヤー(YA部門)受賞作!
[日販商品データベースより]16歳のアンナは、今日もベッドから起きてこない母親のかわりに13歳の妹と5歳の弟の面倒をみている。父親は自身が経営する中華料理店にかかりきりで母親を顧みることはない。
本書は、ヤングケアラーであるアンナが、人種差別、いじめなど、様々な困難を乗り越え成長し続ける物語。
精神疾患と闘う家族重くなりがちなテーマだが、アンナの気持ちがていねいに描かれ、ローリーとの初恋がさわやかに織り交ぜられて、青春小説としても楽しめる。
ウェイ・チムは中国からの移民の人々と話した際に、精神疾患を不名誉・恥と捉える文化の相違を知って本作を思いついたという。患者本人だけでなく、家族も偏見に苦しめられる状況を変えたいと願いをこめた。オーストラリアを舞台に、精神疾患と闘う家族にスポットライトを当てた本作は、オーストラリア、イギリスをはじめ、世界で高い評価を受け、作者の代表作となっている。