[BOOKデータベースより]
第1次インドシナ戦争とアメリカによるラオス介入の起源
1954年ジュネーブ会議とアメリカの対ラオス政策
1954年ジュネーブ会議後のアメリカの対ラオス援助体制の構築
1955年選挙とアメリカの干渉
アメリカによるパテート・ラーオとの合意への反対と国内的安全保障
1958年補完選挙とアメリカの干渉
1958年補完選挙後のラオス内政とアメリカの干渉
1959年危機と軍部・CDNIクーデター、1960年選挙
ラオス内戦とアメリカ―1960年コンレー・クーデターと本格的内戦の開始
ケネディ政権の登場とラオス軍事介入計画
1962年ラオス「中立化」の成立とアメリカ
ラオス「中立化」の崩壊と第2次インドシナ戦争
終章
アメリカはなぜ小国ラオスに手を出したのか?
膨大な軍事援助をつぎ込み、政治に干渉し、信じられないほどの量の爆弾を投下して、多くの人を殺傷し、結局、反共産政府の確保という目的に失敗。この失敗はその後アメリカが経験するベトナムでの挫折の前触れとなった。
アイゼンハワーは、ケネディは、どこで間違ったのか、なぜ間違ったのか。
膨大な政府文書の分析を軸に、アメリカのラオスにおける挫折の歴史を再現。
その後のアメリカのイラクやアフガニスタンへのコミットメントを考察する上での格好のテキストであり、またヴェールに包まれていた1950〜60年代のラオス現代史が明らかになるなど、さまざまな視点から読むことができる大著です。
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