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- 祭祀と供犠
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日本人の自然観・動物観
法蔵館文庫 なー1ー2
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2022年05月
- 判型
- A6
- ISBN
- 9784831826350
[BOOKデータベースより]
動物を“神への捧げもの”とする西洋の供犠との対比から、日本の供養の文化を論じ、殺生・肉食の禁止と宗教との関わりに新たな光を当てた名著が文庫化。狩猟と稲作、供養と供犠、殺生肉食論の展開、動物と植物の供養など、多彩な比較文化的視座と豊富な事例により、稲作文化を超える日本人の多様な民俗と信仰、自然認識を探究する。
序章 祭祀と供犠の比較文化序説―“血”の問題を手がかりに
第1部 動物供犠と日本の祭祀(イケニヘ祭祀の起源―供犠論の日本的展開のために;動物供犠の日本的形態―古代中国との連続と差異をいとぐちに;狩猟民俗の身体観―“食”と“生命”のアルカイスム;非稲作の祭祀と神饌―〈自然〉と〈聖地〉のかかわりから)
第2部 日本宗教のなかの人と動物(古代呪術と放生儀礼―仏教受容のアニミズム的基盤;祭祀のなかの神饌と放生―気多大社「鵜祭」の事例を手がかりに;殺生肉食論の受容と展開―とくに近世真宗教団の問題として;供犠の文化/供養の文化―動物殺しの罪責感を解消するシステムとして;動物供養と草木供養―現代日本の自然認識のありか)
第3部 柳田国男の供犠理論(人身御供と人身供犠―柳田国男と加藤玄智の「人身御供」論争から;「一目小僧」の供犠解釈―その意義と限界をめぐって)
日本における供犠は、「食べる文化」である――。動物を「神への捧げもの」とする西洋の供犠との対比から、日本の供養の文化を論じ、殺生・肉食の禁止と宗教との関わりに新たな光を当てた名著が文庫化。
狩猟と稲作、供養と供犠、殺生肉食論の展開、動物と植物の供養など、多彩な比較文化的視座と豊富な事例により、稲作文化を超える日本人の多様な民俗と信仰、自然認識を探究する。解説=赤坂憲雄。
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