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[BOOKデータベースより]
ジョン・ロールズの『正義論』以降、価値相対主義問題を解決済みとみなす現代法哲学の“常識”を問い直す。
第1部 ウェーバーの価値思考(現代正義論の問題背景;ウェーバーにおける「価値討議」;ウェーバーにおける「人格」)
[日販商品データベースより]第2部 ヤスパースの価値思考(実存思想についての予備的考察;ヤスパースにおける「コミュニケーション」;「コミュニケーション」論の可能性)
第3部 諸批判への弁明と展望(ウェーバーとヤスパースに向けられた批判への弁明;ウェーバーとヤスパースにおける価値思考の展望;アレントとハーバーマスからみたヤスパースの思考様式)
◆価値相対主義問題は克服済みなのか?◆
「本書では,価値相対主義とそれに対する異論や反論,正義を含めた価値相対主義に関する法思想史上の問題を扱う。それゆえ,読み手には,価値相対主義問題とどう向き合うか,現代正義論に対してどう構えるか,その姿勢が問われることになる。」(まえがきより)。価値相対主義問題は時代遅れなのか? ジョン・ロールズの『正義論』以降,価値相対主義問題を解決済みとみなす現代法哲学の“常識”を問い直す。