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[BOOKデータベースより]
実証と幻想のあわいを軽やかに読み解き、時に実体なき書物を、時に吸血鬼ドラキュラを、そして時には、謀略と暗殺の渦巻くルネサンス期イタリアを渉猟する。遅れてきたドラコニアの住人が綴る書誌学風幻視行。
第1章 幻の図書館、あるいは予定された書物
第2章 雑誌の肖像「血と薔薇」について
第3章 吸血鬼夜話
第4章 文庫で読む挿絵本
第5章 薔薇十字社の「最後」の本
第6章 文学の中のボルジア家
第7章 銀幕の中のボルジア家
第8章 漫画に現われたボルジア家