[BOOKデータベースより]
京都精華大学マンガ学部で人気のユニークなメディア論講義の書籍化。絵と声と文字という「言葉の三角形」の視点から、江戸時代の浮絵や眼鏡絵、明治の小説や錦絵新聞などの具体例をもとに、風景画と文学、言葉と国民国家形成との関係性を解説する。そして、紙芝居やマンガを事例にして、現代のメディア表現がよって立つ基盤をわかりやすくレクチャーする。
第1部 理論篇(言葉の三角形―絵と声と文字の相関;言語思想の二大潮流―ソクラテスからソシュールまで;幽霊が書いた文学;メディア表現の考古学)
第2部 歴史篇(風景描写の歴史と近代文体の起源;言文一致と近代文体の成立;俗語革命と国民国家;近代文体に抗う語り―柳田国男の『遠野物語』)
第3部 実践篇(単一言語と方言の壁の乗り越え方―宮沢賢治とイーハトーブ;二度目の言文一致とマンガの言葉;私のマンガ研究―“絵”の“声”の聞き方;“描く”こと“書く”こと―続・私のマンガ研究)
京都精華大学マンガ学部の人気授業から生まれた、言葉と表現の仕組みを読み解くユニークなメディア論講義の書籍化。近世から近代へ、近代から現代へと変容するメディアが私たちに及ぼした影響を、絵と声と文字という「言葉の三角形」の視点から解き明かす。
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