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[BOOKデータベースより]
既成の概念を超えて続発する凶悪な犯罪を検証して処罰/保護の境界消滅を析出し、近代刑法が前提とする「責任」原理の終焉と、「責任」を負わせる「主体」の崩壊を解読する。
1 「責任」はどこからきたか―刑事責任の誕生
2 大人の「責任」―犯罪と「狂気」(「理性的人間」の誕生―「狂気」の刑事責任史;「わけのわからない」犯罪への前奏―金属バット殺人事件;理性/狂気のボーダーが消える―パリ留学生バラバラ殺人事件 ほか)
3 子どもの「責任」―本当にいま子どもは「未熟」であるのか(「非行少年」の誕生―子どもの刑事責任史;子どもは「小さな大人」になった―目黒区中学生両親祖母殺害事件;死刑か保護か―大高緑地アベック殺害事件 ほか)