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[BOOKデータベースより]
序章 現代の部落問題(内田龍史)
[日販商品データベースより]狭山事件と狭山裁判闘争の六〇年(友常勉)
国民融合論と北原泰作(手島一雄)
部落差別撤廃の法制化(金子匡良)
部落解放をめざす教育の展開(森実)
部落女性の解放運動(熊本理抄)
部落解放運動一〇〇年と国際連帯(友永健三)
ナショナリズムと複合差別(山本崇記)
結婚差別と「家」制度(齋藤直子)
同和問題に関する意識調査からみる部落差別認識の変容(内田龍史)〔ほか〕
全国水平社は、二〇二二年三月三日で一〇〇周年を迎える。この『講座 近現代日本の部落問題』全三巻(以下、本講座)は、これを記念して発刊される論文集です。第一巻「近代の部落問題」(担当:朝治武)、第二巻「戦時・戦後の部落問題」(担当:黒川みどり)、第三巻「現代の部落問題」(担当:内田龍史)という、全三巻で構成している。
近現代日本における部落問題の歴史的位置を確認するという作業は、おのずと日本と社会との関係を重視することになる。また民主主義と人権が世界のグローバルスタンダードとなっている今日、部落問題の解決は国際的視野からもアプローチされる必要がある。そのため本講座の性格からして歴史学を中心としつつも、民俗学、社会学、経済学、法学、教育学などからも執筆者の参加を得て、学際的な共同研究の体裁をとることになった。
本講座の企画は、二〇一五年に部落解放・人権研究所の調査研究事業として始まり、編集委員会を組織してから三年間にわたって企画を検討し、最終的には、四二人による原稿を確保することになった。近現代日本における部落問題の歴史的位置を確認するという目標は、当初の予定の通りに達成できたと考えている。
第三巻が対象とする時期は、一九七〇年代以降から現在にいたるまでのおおむね五〇年間である。前半は一九六五年の同和対策審議会答申をうけ、一九六九年に制定された同和対策事業特別措置法のもとで大きく進展した部落解放運動と部落問題に対する政治・社会の対応を、高度経済成長終了後の低成長とグローバル化にともなう日本社会の変動を視野に入れつつ描く。後半は、二〇〇二年に同和対策に関する一連の特措法が期限切れを迎えた後、不可視化されつつある現代の部落問題の現実、さらには水平社一〇〇年の後の部落解放のあり方を展望する。