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[BOOKデータベースより]
ディドロが追い求めた「共感の唯物論」へ―18世紀フランスが生んだ、世紀の大事業『百科全書』は、いかに生まれたのか?そして「編集長」を務めた思想家ディドロと「結社」の仲間たちが夢見た世界へのまなざしとは?膨大な資料と最新研究を博捜、多彩な図版を駆使して、壮大な出版プロジェクトの全貌と未来を生き生きとした名調子で描き出す。第一人者による畢生の大著。
第1章 『百科全書』前史
[日販商品データベースより]第2章 『百科全書』刊行史
第3章 編集者ディドロの生涯
第4章 商業出版企画としての『百科全書』
第5章 『百科全書』編集作業の現場
第6章 「結社」の仲間さまざま
第7章 協力者の思想と編集長の思想
第8章 図版の世界
第9章 身体知のなかの図版
フランス啓蒙思想の金字塔『百科全書』。全28巻に及ぶ、この壮大な出版プロジェクトの全貌と、編集長ディドロの八面六臂の活躍を、精緻で生き生きとした分析により描き出す大著。
【目次】
はじめに
第一章 『百科全書』前史
1 分類すること
2 古代からルネサンスの分類
3 一七世紀から一八世紀へ
4 一八世紀の分類と辞書・事典類
5 技芸アカデミー協会
第二章 『百科全書』刊行史
1 最初期の歴史
2 刊行開始とプラド事件
3 最初の禁止と宗教界
4 大危機まで
5 地上と地下の二重生活
6 『百科全書』のその後
第三章 編集者ディドロの生涯
1 ディドロの青春
2 『百科全書』企画への参加と刊行準備
3 『百科全書』刊行に伴う反響と契約問題
4 苦闘するディドロ
5 一七六〇年代
6 一七七〇年代
7 晩年のディドロ
第四章 商業出版企画としての『百科全書』
1 文化統制システム
2 検閲制度
3 『百科全書』の書籍商たち
4 商業出版企画としての『百科全書』
5 ボワジェルマン事件
6 ダヴィッドとディドロの出版論
第五章 『百科全書』編集作業の現場
1 百科事典の「編集者」とはなにか?
2 ディドロたちの編集構想
3 『百科全書』編集作業の実態
4 編集者たちの個人執筆協力
5 剽窃、コピー、借用の美学
第六章 「結社」の仲間さまざま
1 「前言」について
2 執筆協力者の実体
3 執筆者の起用と報酬
第七章 協力者の思想と編集長の思想
1 「結社」集団の宗旨と宗教観
2 百科全書派の政治思想
3 『百科全書』の検閲問題
4 ディドロの『百科全書』批判
5 ディドロの「集合」哲学と執筆協力者集団
第八章 図版の世界
1 図版へのこだわりと図版刊行企画の変遷
2 図版のイメージ解読
第九章 身体知のなかの図版
1 身体知の表象としての図版
2 没入する人物たち
3 働く人びと
4 「造船工場」図版を読む
5 ヴェルネ散歩
6 「結社」の面影――造船工場とヴェルネ海景の人びと
あとがき