- 次なるパンデミックを防ぐ
-
反科学の時代におけるワクチン外交
- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2022年02月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784560098820
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[BOOKデータベースより]
人新世に迫り来る多種多様な感染症との闘いにいかに向き合うか。世界的権威による処方箋。
第1章 ポスト二〇一五の新たな緊急課題
[日販商品データベースより]第2章 冷戦の遺産
第3章 ワクチン科学特使
第4章 人新世の病気との闘い
第5章 中東の殺戮場
第6章 アフリカの「とめどない紛争」
第7章 北部三角地帯諸国とベネズエラの崩壊
第8章 整理する―寄与危険度
第9章 グローバル・ヘルス・セキュリティと反科学の台頭
第10章 ワクチン外交の実践とCOVID‐19の発生
第11章 ブロークン・オベリスク
補章 ポストコロナのグローバル・ヘルスに向けて―ホッテズ博士へのインタビュー
人新世の病と闘う
世界中がコロナ禍に覆われてすでに2年が経つ。パンデミックは突然発生したかにみえるが、実はそうでない。
本書によれば、2015年に感染症や熱帯病が増加に転じ始めたという。かつて撲滅したはずの病が、「人新世」という新たな時代のなかで復活しつつあった。その状況下、新型コロナウイルスが世界的に蔓延する事態になったのである。
人間の活動が環境に未曾有の影響を与えるという人新世。戦争と政情不安、難民危機と都市化、貧困の深刻化、気候変動が感染症や熱帯病の温床になっている。
危機を克服する鍵は、意外にも冷戦期に構築された米ソの「ワクチン外交」にある。本書では、対立が激化するなかでもポリオや天然痘を制圧した両国の科学者の姿が活写されている。
しかし、冷戦期とは異なり、「反科学」が大きな足枷になっている。途上国だけでなく、いやむしろ先進国においてワクチンの接種をはじめ科学的知見を拒絶する動きが巨大メディア帝国を通じてばらまかれているのだ。
人新世に迫りくる多種多様な感染症との闘いにいかに向き合うべきなのか? 世界的権威による処方箋!