ゲスト さん (ログイン)
宅配注文における配送料金および代引き手数料改定のお知らせ
オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)など在庫も充実
渋沢栄一と大原孫三郎の場合
東洋館出版社 丸山登
北関東深谷生まれの天保の老人と幕府領出身明治の新青年にとって青春時代の精神遍歴とは何であったのか?寄附文化とスピリチュアリティの関係を問う。
序章 渋沢栄一と大原孫三郎の「フィランソロピー」第1章 渋沢栄一の「フィランソロピー」第2章 渋沢栄一と近世日本の実学思想―海保青陵との関連を中心に第3章 倉敷大原家の「フィランソロピー」―大原孫三郎の実践を中心に第4章 災害・疫病・飢饉時の「フィランソロピー」―渋沢栄一と大原孫三郎の実践第5章 渋沢栄一と大原孫三郎の「フィランソロピー」の宗教性終章 フィランソロピーと宗教性
寄附文化とスピリチュアリティチャリティ、パトロネージ、そして、フィランソロピーにせよ、自らの能力と幸運によって巨富を得た人々が納税とは別に、自発的に、寄附という行為を通じて私的な富を社会に供出するのはなぜか。もちろん、再配分を通して、社会や国家から好ましい人物として見られたいという政治的、経済的、社会的、心理的背景もある。しかし、富を得たすべての人々が寄附をするとは限らない。そこには、宗教的な背景、あるいは、特定の宗教とは異なる広い意味の現代では、スピリチュアリティと呼ばれる宗教性の働きもあるのではないか。人はなぜ寄附をするのであろうか、寄附をすることには、寄附をしないことと比べてどのような精神性、あるいは、心理的な違いがあるのであろうか。私は、寄附をすることが人々に対してどのような精神的な安寧を与えるのかについて、深めたいと考えるようになった。いつか、その課題に挑戦してみたいと願っていたが、上智大学に大学院実践宗教学研究科が創設されることによって、本格的に挑戦する可能性が開けることになった本書は、近代日本における寄附文化を渋沢栄一と大原孫三郎を対比させながら、欧米とは異なる独自性を探求することを目的としている。従来の渋沢栄一・大原孫三郎のフィランソロピーの経済、政治、社会、文化的研究の中で見落とされていた、近世日本の村落共同体における「モラル・エコノミー」や「相互扶助の経済」に注目して欧米のフィランソロピーにはない、特定の宗教に影響されない篤志の実態を明らかにする。一方で、渋沢や大原という実在したフィランソロピストが経済的な成功を収め、同時に篤志活動においても大きな足跡を残した背後で働いていた宗教やスピリチュアリティについても解明する。とくに、両者の青年期における精神的遍歴を詳細に捉えることで、渋沢・大原研究に新たな視座を提供することを試みる。尚、本書は、2020年度に上智大学に学位請求論文として提出され、博士号の学位を取得した論文を一部加筆修正したものである。本書「まえがき」より抜粋
ページ上部へ戻る
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
本好きのためのオンライン書店
Honya Club.comは日本出版販売株式会社が運営しているインターネット書店です。ご利用ガイドはこちら
飯田達哉 あおい有紀
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2015年12月発売】
1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
北関東深谷生まれの天保の老人と幕府領出身明治の新青年にとって青春時代の精神遍歴とは何であったのか?寄附文化とスピリチュアリティの関係を問う。
序章 渋沢栄一と大原孫三郎の「フィランソロピー」
[日販商品データベースより]第1章 渋沢栄一の「フィランソロピー」
第2章 渋沢栄一と近世日本の実学思想―海保青陵との関連を中心に
第3章 倉敷大原家の「フィランソロピー」―大原孫三郎の実践を中心に
第4章 災害・疫病・飢饉時の「フィランソロピー」―渋沢栄一と大原孫三郎の実践
第5章 渋沢栄一と大原孫三郎の「フィランソロピー」の宗教性
終章 フィランソロピーと宗教性
寄附文化とスピリチュアリティ
チャリティ、パトロネージ、そして、フィランソロピーにせよ、自らの能力と幸運によって巨富を得た人々が納税とは別に、自発的に、寄附という行為を通じて私的な富を社会に供出するのはなぜか。もちろん、再配分を通して、社会や国家から好ましい人物として見られたいという政治的、経済的、社会的、心理的背景もある。しかし、富を得たすべての人々が寄附をするとは限らない。そこには、宗教的な背景、あるいは、特定の宗教とは異なる広い意味の現代では、スピリチュアリティと呼ばれる宗教性の働きもあるのではないか。人はなぜ寄附をするのであろうか、寄附をすることには、寄附をしないことと比べてどのような精神性、あるいは、心理的な違いがあるのであろうか。私は、寄附をすることが人々に対してどのような精神的な安寧を与えるのかについて、深めたいと考えるようになった。いつか、その課題に挑戦してみたいと願っていたが、上智大学に大学院実践宗教学研究科が創設されることによって、本格的に挑戦する可能性が開けることになった
本書は、近代日本における寄附文化を渋沢栄一と大原孫三郎を対比させながら、欧米とは異なる独自性を探求することを目的としている。
従来の渋沢栄一・大原孫三郎のフィランソロピーの経済、政治、社会、文化的研究の中で見落とされていた、近世日本の村落共同体における「モラル・エコノミー」や「相互扶助の経済」に注目して欧米のフィランソロピーにはない、特定の宗教に影響されない篤志の実態を明らかにする。一方で、渋沢や大原という実在したフィランソロピストが経済的な成功を収め、同時に篤志活動においても大きな足跡を残した背後で働いていた宗教やスピリチュアリティについても解明する。とくに、両者の青年期における精神的遍歴を詳細に捉えることで、渋沢・大原研究に新たな視座を提供することを試みる。
尚、本書は、2020年度に上智大学に学位請求論文として提出され、博士号の学位を取得した論文を一部加筆修正したものである。
本書「まえがき」より抜粋