- 続・日本軍兵士ー帝国陸海軍の現実
-
中公新書 2838
中央公論新社
吉田裕
- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2025年01月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784121028389

この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
-
帝国の慰安婦
-
朴裕河
価格:1,078円(本体980円+税)
【2024年06月発売】
-
昭和史からの警鐘
-
吉田敏浩
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2023年10月発売】
-
赤紙と徴兵
-
吉田敏浩
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2024年12月発売】
-
日本軍兵士
-
吉田裕
価格:902円(本体820円+税)
【2017年12月発売】
-
兵士たちの戦後史
-
吉田裕
価格:1,804円(本体1,640円+税)
【2020年02月発売】
ユーザーレビュー
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。

[BOOKデータベースより]
先の大戦で230万人の軍人・軍属を喪った日本。死者の6割は戦闘ではなく戦病死による。この大量死の背景には、無理ある軍拡、「正面装備」以外の軽視、下位兵士に犠牲を強いる構造、兵士の生活・衣食住の無視があった。進まない機械化、パン食をめぐる精神論、先進的と言われた海軍の住環境無視…日中戦争の拡大とともに限界が露呈していく。本書は帝国陸海軍の歴史を追い、兵士たちの体験を通し日本軍の本質を描く。
序章 近代日本の戦死者と戦病死者―日清戦争からアジア・太平洋戦争まで(疾病との戦いだった日清戦争;戦病死者が激減した日露戦争 ほか)
[日販商品データベースより]第1章 明治から満州事変まで―兵士たちの「食」と体格(徴兵制の導入―忌避者と現役徴集率;優良な体格と脚気問題―明治・大正期;「梅干主義」の克服、パン食の採用へ;給養改革の限界―低タンパク質、過剰炭水化物)
第2章 日中全面戦争下―拡大する兵力動員(疲労困憊の前線―長距離行軍と睡眠の欠乏;増大する中年兵士、障害を持つ兵士;統制経済へ―体格の劣化、軍服の粗悪化;日独伊三国同盟締結と対米じり貧)
第3章 アジア・太平洋戦争末期―飢える前線(根こそぎ動員へ―植民地兵、防衛召集、障害者;伝染病と「詐病」の蔓延;離島守備隊の惨状;かけ声ばかりの本土決戦準備―日米の体格差)
第4章 人間軽視―日本軍の構造的問題(機械化の立ち遅れ―軍馬と代用燃料車;劣悪な装備と過重負担―体重40%超の装備と装具;海軍先進性の幻想―造船技術と居住性軽視;犠牲の不平等―兵士ほど死亡率が高いのか)
アジア・太平洋戦争で約230万人の軍人・軍属を喪った日本。死者の6割は戦闘ではなく戦病死による。この大量死の背景には、無理ある軍拡、「正面装備」以外の軽視、下位兵士に犠牲を強いる構造、兵士たちの生活・衣食住の無視があった。
進まない機械化、パン食をめぐる精神論、先進的と言われた海軍の住環境無視……全面戦争に拡大する日中戦争以降、それらは露呈していく。
本書は帝国陸海軍の歴史を追い、兵士たちの体験を通し、日本軍の本質を描く。