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[BOOKデータベースより]
昭和百年とはいうけれど、歴史として語られる数々の出来事と、戦前、戦中、戦後にかけて自身が経験してきた事々は、重なるようでいてどこか重ならない。戦争と引揚げの記憶、貧しかった青春時代、かつての文壇での交友や歌謡曲の世界、そして逝きし人びとの声―連載十二年に及ぶ「週刊新潮」の人気エッセイから三十六話を厳選、忘れ得ぬ時代の原記憶が鮮やかによみがえる。
流されゆく日々
昭和百年とはいうけれど
忘れ得ぬ記憶
歌は世につれ、世は歌につれ
文壇つかずはなれず
忘れ得ぬ人の面影
私の昭和時代