[BOOKデータベースより]
アタシャ、人生どんだけ転び続けてきたんや。日々旅にして旅を栖とする俳人が、目まぐるしい日常の喜びと悲しみ、驚きを俳句と共に綴った傑作エッセイ109編。
思惑のパパイア
一冊というシアワセ
帯広の朝日よ夕顔よ
人間ドックは句材の宝庫
血と鞭と悶え
宝石売りか宗教か
露草のエール
忍び箱ひそひそ宝箱くすくす
円楽さんのお団子
指輪と吹き矢とさよならと
本当の「天ぷら」の話
句友の証しの団扇とTシャツ
白髪を染めなくなった訳
「老い」とは新鮮な句材
美しい詩の神話
絵から生まれる十七音詩
俳句を杖として立つとは
凩に咲く罵詈雑言
咲く力跳ねる力
フツーの日のフツーじゃない出来事〔ほか〕
各紙書評で大絶賛!の傑作エッセイ集
大人気番組『プレバト!!』でお馴染みの俳人・夏井いつきさんが綴った、愉快痛快にして心に沁みる最新エッセイ集!
夏井さんは本書について「あとがき」でこう綴っています。
≪「日常のどうでもいいようなこと、三日もたてば忘れてしまうようなことを、ヘラヘラ綴っていく」という臍曲がりな己のコンセプトで書き始めた。/が、考えてみると、「日常のどうでもいいようなこと」とか「三日もたてば忘れてしまうようなこと」は、当に「俳句のタネ」というべきもの。期せずして、俳句のアンテナと、『パパイアから人生』連載のアンテナは全く同じ種類のものであった≫
夏井さんが全国各地で行う句会ライブや俳句甲子園で出会った人たちとの交流や心動かされた出来事から、はたまた家族との日常のよしなしごと、大切な人との別れまで、時にユーモアたっぷりに、時には痛切な思いをまっすぐに、俳句とともに、変幻自在に綴ったエッセイをたっぷり109編収録。
前著『瓢箪から人生』以上に、自作の俳句をはじめ、佳句、笑句も多数紹介していますので、気がついたら俳句が作りたくなっていること請け合いです。
【編集担当からのおすすめ情報】
2022年8月に発売し、8万部を超えるベストセラーとなった『瓢箪から人生』が今の夏井さんを形作った忘れ得ぬ人たちを振り返って綴った「心を潤す」エッセイ集だとすれば、今作『パパイアから人生』は東へ西へと俳句のタネをまく生活を送る夏井さんが日々の生活の中で今、出会った人たちを綴った「心が弾む」エッセイ集。夏井さんが何に心を動かされ、どんなふうに俳句を作っていらっしゃるかが鮮やかに伝わります。エッセイを読んでいると、忙しい日々の中で知らず知らず閉じていた心が開かれていくのが感じられるはずです。今作は、『瓢箪から人生』以上にたくさん俳句も収録。画家・牧野伊三夫さんの挿絵もお楽しみください。
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