[BOOKデータベースより]
大統領の弾劾・罷免や徴用工判決など、日本からみれば一見不可解に映る韓国政治。本書は、ダイナミックな韓国政治を理解するための「注釈書」である。また、比較政治の理論のなかに韓国政治を位置づけ、政治制度から市民運動、メディア、外交政策まで幅広く解説する。
序章 「取扱説明書」「注釈書」「判例集」からみる韓国政治
第1章 韓国憲政史における憲法改正/憲法体制の変化
第2章 「帝王的」大統領制?韓国大統領はどのくらい強いのか
第3章 議会制度―「通法府」か、アリーナか
第4章 選挙制度―「選び方」の「決め方」
第5章 地域主義から階級対立へ?―変容する政党システム
第6章 2つの司法―大法院と憲法裁判所
第7章 ソウル共和国―中央・地方間関係と地方政治
第8章 メディアと感情的分極化
第9章 反復される「ろうそく集会」―投票外政治参加と代議制民主主義
第10章 女性のいない民主主義―「イデナム」と「イデニョ」
第11章 第三極の模索―階級政治の「現住所」
第12章 外交安保政策・南北朝鮮関係と執政中枢
第13章 韓国国民/韓民族のリミット
第14章 「1987年体制」か、「1997年体制」か―「政治経済」という視点
第15章 韓国という「国のかたち」のゆくえ
大統領の弾劾・罷免や徴用工判決など,日本からみれば一見不可解に映る韓国政治。本書は,ダイナミックな韓国政治を理解するための「注釈書」である。また,比較政治の理論のなかに韓国政治を位置づけ,政治制度から市民運動,メディア,外交政策まで幅広く解説する。