- 在庫状況:在庫あり(1〜2日で出荷)
[BOOKデータベースより]
過酷な環境を克服するため、自律性を獲得していったとされる中近世移行期の村落。しかしそうした議論は、実在の村をどこまで反映したものなのか。畿内村落の一つである東寺領山城国上久世荘に軸を置き、室町期の年貢収納のありようや一揆の様相、武家権力との関係を検討。その特徴と時代に伴う変化を追い、移行期村落論に新たな知見を提示する。
中世後期村落論の研究史と本書の課題
1 京郊荘園村落の支配体制と村落上層(山城国上久世荘における年貢収納・算用と「沙汰人」;山城国上久世荘における被官化状況と細川氏権力;山城国下久世荘における荘官・侍衆)
2 京郊荘園村落の再生産構造(山城国上久世荘における「荘家の一揆」と損免・井料;山城国上久世荘における段銭と「荘家の一揆」;山城国上久世荘における鎮守・寺庵;山城国上久世荘における山林資源利用―「鎮守の森」と「篠村山」)
本書の成果と課題
過酷な環境を克服するため、自立性を獲得していったとされる中近世移行期の村落。しかしそうした議論は、実在の村をどこまで反映したものなのか。畿内村落の一つである東寺領山城国上久世荘に軸を置き、室町期の年貢収納のありようや一揆の様相、武家権力との関係を検討。その特徴と時代に伴う変化を追い、移行期村落論に新たな知見を提示する。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 伊藤正義中世文華論集 第5巻
-
価格:16,500円(本体15,000円+税)
【2020年08月発売】
- 伊藤正義中世文華論集 第6巻
-
価格:16,500円(本体15,000円+税)
【2021年05月発売】
- 撰銭とビタ一文の戦国史
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2018年08月発売】
- 中近世移行期の文化と古活字版
-
価格:16,500円(本体15,000円+税)
【2020年12月発売】
- 宣教師が見た信長の戦国
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2011年03月発売】