- 在庫状況:在庫あり(1〜2日で出荷)
[BOOKデータベースより]
多和田葉子や三浦しをん、北村薫たちが東京の郊外を舞台に描く小説を読み、その町を実際に訪れ、ありふれた風景のなかを一人でゆっくり歩く―。この実践を繰り返すことで、郊外に眠る戦争の残痕や失われた伝統、開発の記憶、人々の生活史をよみがえらせ、「均質な郊外」に別のリアリティーや可能性を浮上させる。
序章 土地の記憶と物語の力―「郊外」の文学社会学のために
第1章 記憶の説話的媒介―多和田葉子『犬婿入り』と三浦しをん『むかしのはなし』を読む
第2章 越境の場所―『犬婿入り』の「町」を歩く
第3章 「町田」と「まほろ」のあいだ―三浦しをん「まほろ駅前」シリーズの「町」を歩く
第4章 郊外のアースダイバー―長野まゆみ『野川』における自然史的時空間の発見
第5章 記憶の伝い―古井由吉『野川』、あるいは死者たちの来たる道
第6章 この平坦な町で大人になっていくということ―北村薫「円紫さんと私」シリーズの「町」と「路」
終章 記憶の場所としての郊外
多和田葉子や三浦しをん、北村薫が東京の郊外を舞台に描く小説を読み、その町を実際に歩く――。この実践を繰り返すことで、郊外に眠る戦争の残痕や失われた伝統、開発の記憶、人々の生活史をよみがえらせ、「均質な郊外」に別のリアリティーを浮上させる。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 死者の土地における文学
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2016年08月発売】
- 顔の剥奪
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2016年07月発売】
- 森鴎外,自分を探す
-
価格:968円(本体880円+税)
【2022年12月発売】
- 天空の文学史 雲・雪・風・雨
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2015年02月発売】
- メロスはなぜ少女に赤面するのか
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2020年04月発売】