勉強の哲学 増補版

来たるべきバカのために
文春文庫　ちー９ー１

文藝春秋
千葉雅也　

• 価格: 858円（本体780円＋税）
• 発行年月: 2020年03月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784167914639

内容情報

[BOOKデータベースより]

なぜ人は勉強するのか？「深く」勉強するにはどうすればいいか？ノリが悪くなる、キモくなる、小賢しくなることを恐れず、言語偏重の人になって視野を広げ、享楽に身を任せて勉強を続ければ、新しい自分になれる―。独学で勉強したいすべての人に向けて、その技法をわかりやすく解説。補章が加わった完全版。

第１章　勉強と言語―言語偏重の人になる（勉強とは、自己破壊である；自由になる、可能性の余地を開く　ほか）
第２章　アイロニー、ユーモア、ナンセンス（自由の余地は「浮いた」語りに宿る；ツッコミ＝アイロニーとボケ＝ユーモアで思考する　ほか）
第３章　決断ではなく中断（現状把握から問題化へ、キーワード出しへ；キーワードを専門分野に当てはめる　ほか）
第４章　勉強を有限化する技術（専門分野に入門する；読書は完璧にはできない　ほか）

[日販商品データベースより]

勉強ができるようになるためには、変身が必要だ。
勉強とは、かつての自分を失うことである。
深い勉強とは、恐るべき変身に身を投じることであり、
それは恐るべき快楽に身を浸すことである。
そして何か新しい生き方を求めるときが、
勉強に取り組む最高のチャンスとなる。


日本の思想界をリードする気鋭の哲学者が、
独学で勉強するための方法論を追究した本格的勉強論！
文庫本書き下ろしの「補章」が加わった完全版。