[BOOKデータベースより]
官能と戦慄、抑圧と解放。舞踏とポストモダン。先鋭化する身体表現。セクシュアリティ。からだのポリティクス。コンテンポラリーダンスとは?
第1章 現在舞踊論―コンテンポラリーダンスへ(時代の共犯者としてのコンテンポラリーダンス;身体の現前性;ダンスと夢 ほか)
第2章 舞踊批評の現在―“いま”を見つめて(受苦と救済のはざまで揺れるスペクタクル―アラン・プラテル;出発点、そして三〇年後の到達点―ケースマイケルとローザス;ダンスから遠ざかるほど、ダンスが先鋭化する―ピーピング・トム ほか)
第3章 舞踊対話―コトバも踊る(モダン、ポストモダン、コンテンポラリー、舞踏;舞踏をはじめて五〇年;肉体のEdgeに立つ孤高の舞踏家、室伏鴻 ほか)
長年慶應義塾大学で教鞭を執り、現在、名誉教授である石井達朗は、舞踊評論家として活発に活動している。『朝日新聞』や各種雑誌にダンス評や論考などを発表しているが、インド、アジアなどの祭祀をフィールドワークしており、舞踊のみならずパフォーマンスアートやサーカスにも詳しい。そして独自の視点で「異装のセクシュアリティ」「男装論」など、性も含めた舞台表現、身体表現について論じてきた。
今回、近年発表したコンテンポラリーダンス、バレエ、パフォーマンス、舞踏、サーカスなどを論じたもの、そして舞踊家などとの対話を一つにまとめた。
90年代以降、新しいダンスとしてのコンテンポラリーダンスが注目され、舞踏も国際的な評価が高まっているが、まさに「現在」(コンテンポラリー)の身体表現を徹底して論じ、舞踊や身体表現を真摯に追求する視線は、多くの読者、舞踊や身体表現を愛する人たちの強い共感を呼ぶことだろう。
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