[BOOKデータベースより]
文学のみならず、歴史・芸術・言語等の周辺分野からのアプローチも交じえた、最新の研究成果を提示。この20年のうちに大きく変化してきた軍記物語研究の現在と、今後を見据えた文学本来の課題を照らしだす。
忠義の行方―楠木の「刀」
『太平記』諸本研究の軌跡と課題―一九九〇年代以降を中心に
『太平記』と武家―天正本と佐々木京極氏の関係を中心に
『太平記』における禅的要素、序説
『太平記』の禅学、宋学―遺偈と『孟子』と殷周説話と
『太平記』の表現―方法としての和漢混淆文
南朝歌壇と『太平記』―『新葉和歌集』を中心に
『太平記』の周辺―連歌表現の広がりと『太平記』
言語資料としての『太平記』―神田本の語法
類書・注釈書と『太平記』の関係―『〓(あい)嚢鈔』の『太平記』利用
『太平記』と兵法書―「七書」の受容をめぐって
『理尽鈔』『難太平記』から見た「青野原合戦」―『太平記』注釈書としての『理尽鈔』の可能性
近世演劇と『太平記』―『仮名手本忠臣蔵』成立まで
南北朝内乱と『太平記』史観―王権論の視点から
『太平記』西源院本・天正本・流布本記事対照表
執着と虚無の張りつめた軍記物語の世界へ。
文学のみならず、歴史・芸術・言語等の周辺分野からのアプローチも交じえた、最新の研究成果を提示。この20年のうちに大きく変化してきた軍記物語研究の現在と、今後を見据えた文学本来の課題を照らしだす。
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