ラッフルズ

海の東南アジア世界と「近代」
世界史リブレット人　６８

山川出版社（千代田区）
坪井祐司　

• 価格: 880円（本体800円＋税）
• 発行年月: 2019年06月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784634350687

内容情報

[BOOKデータベースより]

シンガポールの建設者ラッフルズは、フランス革命でヨーロッパが激動した時代、自由主義の理想に燃えてアジアに赴いた。ラッフルズは、ジャワでは農民を封建領主から解放し、シンガポールでは海賊や奴隷制を排除して自由な交易空間をつくろうと試みた。彼を迎えた東南アジアには、豊かな海の交易世界と華人やムスリムなど多様な人びとからなる折り重なったネットワークが広がっていた。ラッフルズがもたらした「近代」は地域や人びとをどのように変えたのだろうか。

ラッフルズとシンガポール
１　アジアの海へ漕ぎだすイギリス人
２　自由な世界を求めて―ペナン、ジャワ、スマトラ
３　近代都市シンガポールの建設
４　啓蒙思想とマレー人社会
５　ラッフルズがもたらしたもの―その後のシンガポール

[日販商品データベースより]

シンガポールの建設者として知られるラッフルズ。
自由主義の理想に燃え自由な交易空間を作ろうと試みた彼がもたらした近代が，東南アジアの海の世界をどのように変えたのかを描く。