[BOOKデータベースより]
人文学に必要なこれからの情報基盤の作り方とは。複数の手段を用いて、新たな歴史像に迫るために。情報を共有して、課題を解決するプラットフォームを構築するために。情報を可視化して、社会の深層にコミットしていくために。歴史情報学で出来ることを、知るところからはじめよう!
1 人文情報学と歴史学
2 歴史データをつなぐこと―目録データ
3 歴史データをつなぐこと―画像データ
4 歴史データをひらくこと―オープンデータ
5 歴史データをひらくこと―クラウドの可能性
6 歴史データはどのように使うのか―災害時の歴史文化資料と情報
7 歴史データはどのように使うのか―博物館展示とデジタルデータ
8 歴史データのさまざまな応用―Text Encoding Initiativeの現在
9 デジタルアーカイブの現在とデータ持続性
10 歴史情報学の未来
人文学に必要なこれからの情報基盤の作り方とは。
複数の手段を用いて、新たな歴史像に迫るために。情報を共有して課題を解決するプラットフォームを構築するために。情報を可視化して、社会の深層にコミットしていくために。
人文学は社会そのものを考え、社会のあるべき姿を考える学問である。その可能性を追求するために、強力な援軍となっている歴史情報学の現在と未来を解説し、学問の基盤の今後を問いかけ、参加を促す。歴史情報学で出来ることを、まずは知るところからはじめよう!
人文学研究者はもとより、行政機関、図書館・博物館等の学術機関などにだすさわる方必携の書。
執筆は、後藤 真、橋本雄太、山田太造、中村 覚、北本朝展、天野真志、関野 樹、鈴木卓治、永崎研宣、大河内智之。
【人文学は社会そのものを考え、社会のあるべき姿を考える学問である。そして、これらの人文学の成果が社会に展開されないということは、社会的な矛盾や課題を解決できないということにもつながる。場合によっては、光が当てられなければならないマイノリティなどが圧殺されるような事態につながり得る恐れすらある。そのように考えれば、人文学や社会科学は人の生命を、それも大量の人の生命の維持を担う学問であるといってよい。
人文学や社会科学は、社会を支える必須の学問であるとともに、「可能性」を持っているのだ。わたし自身は、そのような人文学の「可能性」にかけている。可能な限り「人文学を可視化」させるための研究の基礎に、人文情報学が貢献することを切に願うものである。】……後藤真「はじめに」より
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