- 在庫状況:在庫あり(1〜2日で出荷)
[BOOKデータベースより]
私たちの言葉は過去とつながっている―。今、この時代を読み解くための、実践的古典入門!
はじめに―勉強をしていて何が快感か
1 古典入門その1…教養と伝統の世界を知る(昔の人は教養があったのか;注釈学事始め ほか)
2 古典で今を読み解くその1…歴史・伝統・古典(「日本共産党」の古典的意義;アメリカ、「新大陸」における伝統とは何か ほか)
3 古典入門その2…和歌と文化の厚みを知る(和文にスタンダードはあったのか―和歌のあり方とは;藤原俊成の古典意識―生き、活動する原点にあるものとは ほか)
4 古典で今を読み解くその2…戦乱・和歌・古典(古典・和歌は平和の産物ではない;乱世到来、いよいよルネサンスだ ほか)
5 古典と近代の歴史を知る(国文学始動元年、明治二十三年の夢と幻滅―国学・国文学・井上毅;古典と出会う、戦時・戦中という時空―清水文雄『戦中日記』を読む ほか)
なぜ古典を勉強するのか。私たちが生きるこの時代は、古典的教養とは不要なものなのであろうか。過去とつながっている、今この時代を読み解く、実践的古典入門。全体を「古典入門」、「古典で今を読み解く」、「古典と近代の歴史を知る」に分け、レクチャー。「近代を相対しうる最も強力な装置が古典である」という著者の思想のもと、今とつながっている古典文学の新しい見方を次々と繰り出し、読む者の視界を広げ、古典を勉強する意義を伝える、刺激的な書。
【大きく断絶しているとはいえ、我々の言葉は過去と繋がっているといった意味で、古典的世界=前近代社会の延長にある現在に生きていることも否定できない事実としてある。古典と近代を相互批判しながら、古典的世界を破壊した近代を批判し評価していくことを通して、より新鮮な気持ちで古典的世界、と同時に近代的世界と対峙することが可能となるのではないか。その先にはまだ見たことのない世界像が立ち現れるのではないか、勉強をしていて何が快感か。世界像なるものが見えるような線がうっすらと浮かんで来る時である。】
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 死なれちゃったあとで
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2024年03月発売】
- あやかし和菓子処かのこ庵 和パフェと果たせなかった約束
-
価格:748円(本体680円+税)
【2023年02月発売】
- 満天キャンプの謎解きツアー かつてのトム・ソーヤたちへ
-
価格:880円(本体800円+税)
【2023年06月発売】
- あやかし和菓子処かのこ庵 マカロンと恋する白猫
-
価格:704円(本体640円+税)
【2022年07月発売】
- 鎌倉硝子館の宝石魔法師 雨の香りとやさしい絆
-
価格:803円(本体730円+税)
【2023年04月発売】