モンテレッジォ小さな村の旅する本屋の物語

方丈社
内田洋子　

• 価格: 1,980円（本体1,800円＋税）
• 発行年月: 2018年04月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784908925290

内容情報

[BOOKデータベースより]

イタリア、トスカーナの山深い村から、本を担いで旅に出た人たちがいた。ダンテ、活版印刷、禁断の書、ヘミングウェイ。本と本屋の原点がそこにある。

それはヴェネツィアの古書店から始まった
海の神、山の神
ここはいったいどこなのだ
石の声
貧しさのおかげ
行け、我が想いへ
中世は輝いていたのか！
ゆっくり急げ
夏のない年
ナポレオンと密売人
新世界に旧世界を伝えて
ヴェネツィアの行商人たち
五人組が時代を開く
町と本と露天商賞と
ページに挟まれた物語
窓の向こうに

[日販商品データベースより]

人々にとって、本が遠い存在だった時代、トスカーナの山深き村に、イタリア中に本を届ける人々がいた。

イタリアの権威ある書店賞〈露店商賞（Premio Bancarella）〉発祥の地が、なぜ、トスカーナの山奥にあるのか？
その謎を追って、15世紀グーテンベルクの時代から、ルネッサンス、そして現代へ。
創成期の本を運び、広めた、名もなき人々の歴史が、今、明らかになる。
舞台となった、山深きモンテレッジォ村に居を構え取材した、著者渾身の歴史ノン・フィクション！
全編フルカラー！