[BOOKデータベースより]
怪物評論家の傑作コラム。自民党独裁、天皇譲位、巨大宗教、ネット社会の脆さ…日本にはびこるジレンマとタブーを半世紀前に喝破。
第1章 一億総白痴化―巨大メディアを斬った男(「一億総評論家」時代(昭和33年);またも“転向”の季節を迎えた(昭和41年) ほか)
第2章 総裁選はデンスケ賭博―宰相たちを斬った男(“三ワ”(昭和27年);遵法デー(昭和32年) ほか)
第3章 ジャリ革命―進歩的文化人を斬った男(文学大将(昭和27年);ノーベル賞候補(昭和32年) ほか)
第4章 セコハン民主主義―昭和の虚構とタブーを斬った男(セコハン民主主義(昭和27年);血と迷信(昭和27年) ほか)
怪物評論家の傑作コラムを年代順に選び、昭和の世相を振り返る。来るべき未来を予見し、時代が移っても人の営みの本質は変わらないことを衝いたコラムを、現代にも通じる視点で娘の大宅映子が解説、寸評する。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 大宅壮一文庫に見るコロナ・パンデミック
-
価格:19,800円(本体18,000円+税)
【2024年06月発売】




















●戦前、戦後と昭和を駆け抜けたジャーナリスト・大宅壮一だが、現在は「大宅壮一ノンフィクション賞」「大宅文庫」でしか名前を聞いたことがない世代が多くなり、実際の足跡、業績は知らない人が大半である。権力に阿ることが見受けられる昨今のマスコミ界に、もし彼が存命なら何と論評したか。無思想を標榜しながら時代の表層を斬り、その深部にあるものを抉り出した希代の表現者の評論をセレクト、年代順に選び昭和の世相を振り返る。政治家や官僚の汚職や不正、大衆の飽くなき欲望など、来るべき未来を予見し、時代が移っても人の営みの本質は変わらないことを衝いた名コラムを、現代にも通じる視点で娘の大宅映子氏が解説、寸評する。「一億総白痴化時代」など強烈なコピーを、その前後の文脈をきちんと紹介することで、褪せぬ魅力を伝える。気骨のジャーナリストが少なくなったいま、「再び、出でよ!大宅壮一」をメッセージとする。
●大宅映子氏は常々、自分の意見を持たず、大勢に流される日本人を批判してきた。彼女がコメンテーターとして出演する「サンデーモーニング」(毎週日曜日朝8時〜)は、リベラル派の論客が集う高視聴率報道番組だが、その中で唯一周囲に同調せず、例え番組全体を形成する主旨と異なっても、己の考えを毅然と述べ、ネットでも話題になる。自らの職業を評論家と名乗る大宅氏は、戦後マスコミ界の巨人・大宅壮一を父に持ち、この偉大なジャーナリストの血を受け継ぐ。大宅氏は戦前のように全体主義に陥る危険性を持つ日本人へ常々警告する。嘗ての日本の軍国主義者やヒトラー、スターリン、最近なら米国共和党のドナルド・トランプらポピュリズム(人々の不安や恐れを利用する政治手法=大衆主義、人民主義)を武器にした権力者と対峙するには、普段から意思を貫くことが大事であるとアドバイス。現在、マスコミでの大宅氏の主戦場は、「土曜朝イチエンタ。堀尾正明+PLUS!」(TBSラジオ、毎週土曜日朝6時〜)で担当するコーナー「大宅映子の辛口コラム」(7時半過ぎ〜)。ここでは大宅氏が様々なニュースを縦横無尽に論評。