[BOOKデータベースより]
江の島に「ねこもりさん」と呼ばれる女たちがいた。それは島の猫の世話をするという、とある食堂の隠れた仕事。1915年のすみゑ、1963年の筆、1988年の溶子、そして2017年の麻布。一家の女たちが、ねこもりとして生きたそれぞれの人生は、新しい命を結び、未来を繋いでいく。
[日販商品データベースより]女たちが代々受け継ぎ、100年続いてきた食堂「半分亭」の隠れた仕事「ねこもり」。島の猫たちにえさをやり生かす仕事だが、その家の女たちは皆、猫に守られるようにしてそれぞれの時代を生き抜いていく…。
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江ノ島で百年間、「半分亭」という旅館を営んできた佐宗家。江ノ島のちょうど半分のところに立地するその旅館は、その家の女たちが代々受け継いできたもので、地元で愛され、多くの客を迎え入れてきた。そんな「半分亭」の隠れた仕事、それが「ねこもり」。島の猫たちにえさをやり生かしてやるという、とくべつ大したこともない仕事だったが、その家の女たちは皆、猫たちに守られるようにしてそれぞれの時代を生き抜いていく。
1915年のすみゑの時代から、2016年の麻布(まゆ)の時代まで、四代にわたる女たちの物語を、軽やかに明るく描いた物語。この百年が、この家だけの百年ではないことを、読者に語りかける感動作。