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[BOOKデータベースより]
『おくのほそ道』で巡った土地のみならず、西国諸国まで訪れた芭蕉が諸国行脚の途上で遭遇する怪異の数々。明らかになる名句にこめられたもう一つの意味。松尾芭蕉とその門人たちを主人公として、江戸時代後期に成立した奇談集『芭蕉翁行脚怪談袋』を、読みやすい現代語訳に、鑑賞の手引きとも言うべき解説を付してお届けする「もう一つの“おくのほそ道”」。
芭蕉翁、美濃へいたること―付 怪しき者に逢うこと
[日販商品データベースより]支考、四条河原に涼むこと―付 狸、女に化けしこと
翁、大内へ上がること―付 狂句に得手しこと
去来、伊勢参りと同道のこと―付 白蛇、龍となりしこと
翁、備前岡山を越えること―付 〓々(ひひ)に逢いしこと
翁、追剥の恵みにあいしこと―付 山上戸治郎がこと
翁、備前の阿川にて難義にあいしこと―付 何となく仇をふくす話のこと
嵐雪、上州館林にいたること―付 僧、狐に化かされしこと
其角、猫の恋の句のこと―付 多葉粉屋長兵衛、猫の報いを受けしこと
近江の千那がこと―付 次郎兵衛道心がこと〔ほか〕
松尾芭蕉とその門人たちを主人公として、江戸時代後期に成立した奇談集『芭蕉翁行脚怪談袋』を、読みやすい現代語訳に、鑑賞の手引きとも言うべき解説を付してお届けする、もう1つの「おくのほそ道」。