[日販商品データベースより]
オオサンショウウオは、100cmを越えるまで成長する世界最大の両生類です。長い間その生態の詳細は不明でしたが、今ではオスが子育てをすることも知られています。秋に巣穴の中で孵化した幼生は、冬の間はそこでオスに守られ育ち、春には川に出てきます。最初の1年間の成長と数年後の変態、さらに数年を経て成熟、繁殖のようすを、人の成長とも重ね合わせながら、季節を感じさせる文と絵で、ていねいに伝えます。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 星のカービィウルトラスーパープププヒーロー プププランドのヒーロー現る!!編
-
価格:990円(本体900円+税)
【2023年12月発売】
- 世界の歴史 6
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2024年10月発売】
- コンパクト版学習まんが日本の歴史 試験に役立つ!超重要人物101
-
価格:1,210円(本体1,100円+税)
【2023年10月発売】
- 空海
-
価格:1,210円(本体1,100円+税)
【2025年03月発売】
- そつえんするってことは
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2025年01月発売】




























春のある日、小さな女の子が川の石めくりをしてあそんでいると、黒い生き物があわてて逃げ出しました。「あれ? おたまじゃくし?」それは、厳しい冬をのりこえた、オオサンショウウオの子どもでした。桜の花びらが散る川で泳ぐ、小さなオオサンショウウオの子ども。エサを食べてすくすくと育ち、ときに自然の猛威にさらされながら、やがては姿を変えて成長していく――。同じころ、春に出会ったあの女の子は、なにをしているでしょうか?知られざるオオサンショウウオの成長の日々を、季節ごとに色づいて美しく姿を変える川辺の風景と共に追ってみましょう。そのつぶらなひとみと、ずんぐりとした姿は愛嬌たっぷり!両生類には珍しい、オオサンショウウオの子育てや、戦後の日本でオオサンショウウオが担っていた、意外な役割。そして、成体になったオオサンショウウオが食べるおどろきのエサなど、大人も知らないオオサンショウウオの秘密がいっぱいです。本作ではオオサンショウウオの成長と同時に、オオサンショウウオの子どもと出会った女の子の成長もまた、描かれているのですが……実は、オオサンショウウオの寿命は60年とも70年ともいわれ、成体になるのにも人間と同じくらいの時間が必要なのです!加えて、見返しに描かれている、おとなのオオサンショウウオと人間の赤ちゃんの手形、足形。その少し似ている愛らしさを見ていると、オオサンショウウオという生き物がなんだかとても、人間にとって身近な存在に思えてきます。人間と同じだけ長く生きる彼らの、未だに謎の多い生態をひもとく興味深い一冊です。
(小説家 堀井拓馬)
オオサンショウウオは、絵本にちょくちょく出てくることがあったため、「どのような生き物なのだろう?」と気になっていました。その「気になっていたこと」を概ねすべて教えてくれるお話でした。オオサンショウウオが想像以上に長生きだったことには驚きました!(さくらっこママさん 30代・東京都 女の子8歳、男の子5歳)
【情報提供・絵本ナビ】