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[BOOKデータベースより]
21世紀の現代を生きる私たちは今、途方もなく厳しい時代を生きている。「余剰・過剰」問題という怪物が世界を徘徊している。モノを作っても売れない。どんな値段を下げても売れない。だから、人間が余ってしまう。従業員を「喰わせてやる」ことができない。社会は失業者予備軍で溢れている。とりわけ若者が就職できない。実は百年前のヨーロッパで始まった、この解決不能の問題を、人類の中の最も先鋭な人たちがすでに真剣に悩み抜いていた。ヴォルテール、ニーチェ、ケインズに導かれ、政治思想家であり、かつ金融・経済予測本のトップランナーである著者が、この難問題に挑む。
第1章 「余剰」こそは人類最大の解けない問題だ―最後に余ったのは「人間」(ますます貧乏な国になる日本;楽天主義ではうまくいかない;オプティミスムに激しく反対したヴォルテール ほか)
第2章 理想を捨てよ、そして何があっても生き延びろ!―日本人が知るべき世界基準の思想(夢・希望で生きると失敗します;自分を冷酷に見つめる;「夢を持て」と言われても持てない若者たち ほか)
第3章 生き延びる思想―日本人が知るべきリバータリアニズム(『大草原の小さな家』の生き方;自分のことは自分でする;綺麗事を言わない ほか)
生産の過剰、在庫の過剰、そして人間の過剰…。100年前のヨーロッパで始まったこの問題を、人類の中の最も先鋭な人たちがすでに真剣に悩み抜いていた。この厳しい時代を生き延びるための本当の知恵を紹介する。
現代の世界はマネーの過剰、生産の過剰、人間の過剰で特徴づけられる世界である。人間の過剰な世界で生き残るには、いかなる知識と覚悟が必要なのか。副島流秘伝の術を公開する。