- 東京大学の学術遺産〔クン〕拾帖
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- 価格
- 1,210円(本体1,100円+税)
- 発行年月
- 2014年06月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784040667959
[BOOKデータベースより]
博物学の巨人が遺した、面白すぎる近代の貌。浮世絵の隣に種痘の知らせ、パリ万博の入館証にちょんまげの写真。伊藤博文から届いた皇室行事の招待状の横には電報料金の小さな領収証がピタリと寄り添っている…。幕府の役人から新政府の物産局に抜擢され、日本に「博物学」という近代国家へのパスポートをもたらした偉人・田中芳男の硬軟聖俗取り混ぜた100冊にもわたるスクラップが「〓(くん)拾帖」だ。近世から現代への激動を証言する膨大な「紙の山」に、稀代の画文家が挑む!
序章 イラストルポ・東大図書館に「〓(くん)拾帖」を見にいく!
1章 幕末
2章 明治維新
3章 文明開化
4章 鹿鳴館時代
5章 憲法・選挙・日清戦争
6章 殖産興業
7章 そして20世紀へ
日本の博物学の父と呼ばれた田中芳男が、1859年から約60年間にわたって作成した、98冊におよぶスクラップ帖「〔クン〕拾帖」。その魅力を、現代の博物学者が歴史的視野・芸術的視野から紹介する。
幕末から大正の貴重史料『君拾帖(くんじゅうちょう)』の魅力を、現代の目利きであるモリナガ・ヨウが歴史的視野・芸術的視野から紹介する。日常品のラベルから著名人の訃報まで、膨大な資料が明かす明治の素顔