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[BOOKデータベースより]
産業化、都市化の果て、国家、個人をも関数として組み込み膨張する“巨大社会”に対し、現代政治学の祖・ウォーラスはいかに共同体の再構築を図ったのか。現代におけるネオリベラリズム、サンディカリズム、コーポラティズム、そしてシティズンシップを考察する理論枠組となりうる、政治学をはるかに超えたウォーラスの思想的射程を明らかにする。
第1章 初期ウォーラスの社会主義論(初期ウォーラス社会主義論の三つの淵源;フェビアンによるマルクス主義批判 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 ウォーラスの英国史研究と歴史認識(序―歴史家としてのウォーラス;歴史認識と英国史研究の主題 ほか)
第3章 世紀転換点におけるウォーラスとフェビアン(ボーア戦争と帝国主義の問題;教育改革の問題 ほか)
第4章 「巨大社会」のための政治思想の構想(後期ウォーラス思想の理論的枠組;「国内的協働」の実現 ほか)
20世紀初頭のイギリスにおいて心理学的方法を用いて大衆の非合理的政治行動を分析した現代政治学の祖・ウォーラス。その方法論ばかりが注目されてきた泰斗の歴史・哲学観、世界大戦をめぐる国際政治論、フェビアン社会主義運動との関係と決裂を膨大な論攷・講義録・書簡より読み解き、個人を疎外する〈巨大社会〉に抗するために彼が描いた、来たるべき〈共同体〉の姿を明らかにする。
目次
序 章
第一章 初期ウォーラスの社会主義論
I 序
II 初期ウォーラス社会主義論の三つの淵源
III フェビアンによるマルクス主義批判
IV 経済論
V 政治論
VI 倫理論
VII 小括
第二章 ウォーラスの英国史研究と歴史認識
I 序――歴史家としてのウォーラス
II 歴史認識と英国史研究の主題
III 福祉の歴史的変遷――救貧法と公教育
IV 行政・統治組織の歴史的変遷――教区と学務委員会
V 英国における民主化の歴史
VI 小括――ウォーラスにおける英国史研究の意図
第三章 世紀転換点におけるウォーラスとフェビアン
I 序
II ボーア戦争と帝国主義の問題
III 教育改革の問題
IV 関税改革の問題
V フェビアン指導部とウォーラスとの思想的亀裂の淵源
VI ウォーラスにおける世界志向的な観点
VII 小括
第四章 「巨大社会」のための政治思想の構想
I 序
II 後期ウォーラス思想の理論的枠組
III 「国内的協働」の実現
IV 「世界的協働」の実現に向けて
V 思考・判断の問題
VI 小括
終 章