- 中原佑介美術批評選集 第3巻
-
前衛のゆくえ
- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2012年04月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784773812107
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[BOOKデータベースより]
中原佑介が、前衛の荒野をすすむ。すべての価値観が転倒した激動の60年代を読みとく、刺激的な論争の軌跡。
第1章 戦後美術論―五〇年代から六〇年代へ(ルポルタージュ 画家でない人たち;トリックについて―第二回現代日本美術展評;タブローの自己批判―生活と芸術の断絶;素材と表現の新境地―二つのアンデパンタン展;前衛のゆくえ;戦後美術論;読売新聞展評―一九五六〜一九六五)
[日販商品データベースより]第2章 アンデパンダンの問題圏(読売アンデパンダン展を顧みて―作家の自主運営を 限界まで来た意識と作品;現代美術における「自由」―それは能動的選択を迫られる状況だ;「幻想」の消失からの出発―「アンデパンダン’64展」「全日本アンゼパンダン展」;六五年美術界の問題点;美術団体の社会学的考察;芸術論序説)
第3章 物体とイメージ(不在の部屋展―温厚な犯罪者たち;ポップ・アート論の周辺;日常性ということ;影と神秘の画家たち―イメージと影についての考察;幻の影を慕いて;探索の絵画;「観光芸術」問答―「美術の中の四つの『観光』」展)
第4章 ナンセンスの美学(踊る機械―ジャン・ティンゲリー;ミイラのエロス―中西夏之・荒川修作;巨大化願望―クレス・オルデンバーグ;意味の無意味―ナンセンスの効用)
[中原佑介美術批評選集第3巻]
中原佑介が、前衛の荒野をすすむ。
「ラディカルな精神、希有な知性の全貌が私たちに前に明らかになっていく。」(建畠晢)
1960年代、大きな転換期を迎えた日本の前衛美術。次々と新しい動向が生まれ、美術批評も活性化し多くの論争が勃発した。新聞連載、読売アンデパンダン展をめぐる言説、影論争、ポップ・アート論争、中原の思想の根幹を成す「ナンセンスの美学」についての文章を集め、激動の時代に生きた批評の姿を浮かび上がらせる。