ロシアのスパイ

日露戦争期の「露探」
中公文庫　お７７ー１

中央公論新社
奥武則　

• 価格: 859円（本体781円＋税）
• 発行年月: 2011年10月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784122055551

内容情報

[BOOKデータベースより]

日露戦争当時、敵国ロシアの工作員＝「露探」と一旦レッテルを貼られると、疑いを晴らすことは難しかった。衆議院議員は辞職に追い込まれ、スパイ容疑で逮捕されたり、殺害された人さえいた。当時の新聞などから「露探」の全体像を明らかにし、「非国民」「売国奴」が作られていく過程をたどる。

序章　「毒語」への招待
第１章　最初の「露探」
第２章　深層の「恐露病」
第３章　秋山定輔「露探」事件
第４章　本当の？「露探」
第５章　一九〇四年二月・函館
第６章　殺された「露探」
終章　「軍神」と「露探」