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[BOOKデータベースより]
あの夜、歌舞伎町のビルに火を放ったのは自分なのか、それとも?―泥酔した記憶が定かでない中古レコード店主は自問を繰り返す。不穏な日々を彩るように流れるディランの歌声。やがて不審な客が店を訪れ「火をつけろ」とつぶやき姿を消した…。あの「九月十一日」の直前、東京・西新宿を舞台に、変容する世界を描く表題作と、三十一年間借りたままの本を返しにゆく奇妙な一日を写す「返却」。現代演劇を刺激し続ける著者が挑む“小説の冒険”。
[日販商品データベースより]あの夜、ビルに火を放ったのは俺か。2001年9月11日の直前、東京・西新宿の中古レコード店街を舞台に、世界は不穏にその姿を変えてゆく…。表題作ほか、演劇を刺激し続ける著者が拓く、小説の新しい地平。