阿蘭陀が通る

人間交流の江戸美術史
Ｔｈｅ　Ｄｕｔｃｈ　ｉｎ　ｍｏｔｉｏｎ．

東京大学出版会
タイモン・スクリーチ　村山和裕　

• 価格: 3,080円（本体2,800円＋税）
• 発行年月: 2011年08月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784130830560

内容情報

[BOOKデータベースより]

墓、瓶詰め標本、奇妙な船。日本、ヨーロッパ双方の歴史を変えた“出会い”の現場を、モノとヒトに焦点をあてて活写した、気鋭のジャパノロジスト、待望の最新作。

第１部　人間交流の江戸美術史（「御城」のパースペクティヴ―「城外蘭人図」；観光する阿蘭陀人―名所図会；奇妙な船―「バトー・ジャポネ」；国際交流の現場―家と空間；死をとりまく問題―阿蘭陀人の墓）
第２部　忘れられた出島の学者（瓶詰めの標本―ツンベルグ；日本を動かそうとしたカピタン―ティッツィング）

[日販商品データベースより]

江戸中期の日本、唯一貿易が許されていた出島に滞在したヨーロッパ人は、様々な人物と出逢い、交流を深めた。本書は、彼らの間を行き来した絵画や工芸品に注目し、モノが媒介する人間交流のありようを活写する。