- 百万のマルコ
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- 価格
- 755円(本体686円+税)
- 発行年月
- 2007年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784488463045
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ぽんちゃん
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柳広司流とんち話集
『東方見聞録』を材にした掌編集、正統派の謎解きというよりとんち話です。
毎度おなじみ、極めて定型的な構造の話はマルコがフビライ・カーンの命によって訪ねた土地で無理難題を知恵で切り抜ける、彼は如何にして不可能を可能にしたか?というお話です。ホラ吹きマルコは肝心の部分を飛ばして話を語り終えてしまうので、話を聞いていた囚人たちがあれやこれやと真相を推理するのですが、どれもマルコに否定されてしまい、おもむろにマルコが驚きのオチを語ります。それはないだろ、というオチも結構あります。が、気晴らしのホラ話に文句をつけるのは野暮、なのでしょう…。
[BOOKデータベースより]
黄金が溢れる島ジパングで、大冒険の末、黄金を捨てることで莫大な黄金を手に入れた―。囚人たちが退屈に苦しむジェノヴァの牢。新入り囚人“百万のマルコ”ことマルコ・ポーロは、彼らに不思議な物語を語りはじめる。いつも肝心なところが不可解なまま終わってしまう彼の物語。囚人たちは知恵を絞って真相を推理するのだが…。多彩な謎が詰まった、文庫オリジナル連作集。