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[BOOKデータベースより]
「プーチンの時代」とはロシアの市民にとってどういう時代なのか。議会、内閣、軍、そして地方政府からメディアまでを掌握し、今や絶大な権力を持つに到ったプーチン大統領。その支配のメカニズムと内在する問題を明らかにしつつ、劣悪を極める生活インフラ、破綻した行政サービス、相次ぐテロの恐怖、さらには形骸化した法支配、癒着した政財界の専横の下で、「慈父たる皇帝」にすがるほかない市民生活の実像とゆれ動くかれらの意識を、綿密な聞き取り調査から浮き彫りにする最新のロシア論。
序章 「皇帝」プーチンに直訴する人びと
第1章 「皇帝」プーチンの登極―「官」「軍」「民」が支える「帝政民主制」
第2章 プーチンの行政革命―連邦支配の強化策
第3章 公共性をめぐる葛藤―脆弱な生活基盤
第4章 法支配の形骸化―地方役人に追い詰められる住民
第5章 政財界の癒着―諦めの淵に沈み行く住民たち
終章 両刃の剣を操る「皇帝」―ポピュリズムの強さと脆さ