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[BOOKデータベースより]
アフリカ大陸に暮らす人びとは、近隣の諸社会との関係性のなかで自らの世界を構築してきた。海洋世界の島々を結ぶネットワークや、砂漠のオアシスを結ぶネットワークとはまた異なる世界がここにみられる。民族は、自律的な単位として存在しているのではない以上、近隣社会との関係性を通して理解していくことが必要である。これまで、アフリカ社会の研究では、民族を一つの単位としたものが大半を占めてきた。しかし、現実には、タイタ人とパレ人は山地農耕民として共通性の高い世界観を有する社会を築いてきたのであり、これらの社会が、サバンナ帯に暮らす牧畜民マサイなどの社会とは異なる一つの地域単位を形成していると理解することができる。そうした地域研究の新たな地平が、いま求められている。
課題と方法
[日販商品データベースより]第1部 タイタ農耕民の世界(タイタの生態系と民族;タイタの社会構成;タイタの儀礼と世界観)
第2部 パレ農耕民の世界(パレの生態系と民族;パレの社会構成;パレの儀礼と世界観)
第3部 東アフリカ農耕民社会における社会変化の諸相と農耕民の対応(社会的対応―マイグレイションと多民族共生社会;経済的対応―農牧システムと定期市;宗教的対応―社会変化と宗教;文化的対応―儀礼と空間認識 ほか)
ケニアのタイタとタンザニアのパレ、2つの山地農耕民の世界を、通算5年間にも及ぶフィールドワークにより、社会人類学的視点から、詳細に研究・分析したもの。更に、タイタとパレの2民族を合わせて一つの地域社会として検討する、人類学の新たな研究方法を提示した大著。
タイタ語・パレ語基礎語彙集が付いています。