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[日販商品データベースより]
「答え」にばかり執着するのをやめ、「問い」とともに生きる人生を切り拓くために!
臨床心理士が提唱する新たな教育文化
私たちはいつから、「正しい答え」を求めることばかりに夢中になってしまったのだろう。不登校、いじめ、自殺、学級崩壊、教員の離職――今日の学校現場には数多くの課題が存在する。それらの背景には、子どもたちだけでなく、大人たちもまた「答え」ばかりを求め、「問い」の内にとどまれないことが深く関わっているのではないだろうか。
本書は、20年にわたり学校や地域、企業などで心理支援に携わってきた臨床心理士が、日本とカナダの教育実践を往還しながら、「問い」とともに生きることの意味を探究した一冊である。本書で紹介するBTC(Building Thinking Classrooms:「考える教室」をつくる)の実践は、単なる授業改革ではない。子どもたちが互いの違いとであい、自らの問いを動かしながら学んでいくための新しい教育文化の提案である。そこでは、知識を覚えることや答えを導くことよりも、問いに向き合い続けることそのものが尊重される。
また本書では、カナダ先住民の世界観や哲学者・心理学者たちの思想を手がかりに、「主体性とは何か」「自由とは何か」「先生とは何者なのか」といった根源的なテーマについても考察している。教育に携わる人だけでなく、子育て中の保護者、対人援助職、そして人生の岐路に立つすべての人に読んでいただきたい。
「人生は、答えを見つける旅ではない。問いとともに生きる旅である」
この本が、読者一人ひとりの内なる問いと再びであうための、小さなきっかけとなることを願っている。(はたけやま・まさふみ)