- 藤原頼通の時代
-
摂関政治から院政へ
法蔵館文庫 さー8ー1
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2026年09月
- 判型
- A6
- ISBN
- 9784831827364
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[日販商品データベースより]
摂関政治の最盛期を築いた藤原道長を父に持ち、三代の天皇にわたり摂政・関白を務めた藤原頼通。天皇の外祖父となれず院政の道をひらいた頼通の時代は、摂関家勢力の衰退期であると言われた。しかし、この時代は後期王朝国家体制への体制転換を決断した大転換の時代であった。王朝国家体制論を土台に、摂関政治の特質を捉えた「一人諮問」という独創的な概念を説き、頼通の養子である源師房の登用について通説をくつがえし、院政時代への転換を書き換えた名著の文庫版。解説:下向井龍彦
目次:
はじめに
一 頼通摂政となる
1 頼通が受けついだもの(一)摂関政治/2 頼通が受けついだもの(二)摂関家/3 内大臣十二日で摂政になった頼通
二 頼通をめぐる女性と諸子
1 「男は妻は一人のみやは持たる」/2 異姓養子源師房と頼通の諸子
三 父道長の死
1 右大臣藤原実資にたよる関白頼通/2 採決困難な事件の出現
四 後期王朝国家体制への転換
1 王朝国家/2 前期王朝国家の支配が行きづまる/3 後期王朝国家の支配/4 長久荘園整理令の発令/5 百王思想
五 頼通関白を辞す
1 頼通、関白と「諮詢」を辞す/2 頼通の時代に摂関家の権勢が衰退していたか
六 後三条天皇の時代
1 従来の後三条天皇時代像/2 後三条天皇時代像の再検討/3 後三条天皇の新政/4 関白の一人諮問がなくなる/5 後三条天皇の譲位/6 後三条天皇が過大評価された理由
七 後三条・頼通・彰子・教通あいついで世を去る
八 その後
1 摂関家内部の関白継承争い/2 寺社強訴の頻発
付論 王朝貴族の国政観と末代観
解説 坂本賞三先生と王朝国家体制論(下向井龍彦)