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[日販商品データベースより]
コーパスで解き明かす、文章構成と展開能力
世界の8言語圏・20大学・約1000名の日本語学習者が参加し、4年間にわたって書いた作文約8000本(2025年3月時点)を収録した『日本語学習者縦断作文コーパス』(W-CoLeJa)。本書では、このコーパスを使って、学習者の文章構成力の成長を明らかにします。学年・母語圏・文種など多様な観点から作文と執筆過程を比較・分析し、日本語で書く際に学習者が直面する困難点と、その克服の手がかりを提示します。日本語習得研究や言語教育の新たな展望をひらく新シリーズの一冊です。
<目次>
第1章 作文執筆における文章構成能力を考える(村岡貴子・井伊菜穂子・石黒圭)
第1部 結束性からみた文章
第2章 構成能力学習者は作文の中で文脈指示をどこまで適切に使えているか─日韓語の中称(ア・?)の対照を中心に─(金井勇人)
第3章 学習者は作文においてどのように省略を用いるのか─母語話者との比較からみる縦断的変化─(劉澤軍)
第4章 学習者は作文でどんな接続詞をどのぐらい使うのか(石黒圭・橋香菜)
第5章 学習者はどのように添加の接続詞を使用しているか(Patcharaphan SUVANAKOOT)
第6章 学習者は作文の文章展開をどのように示しているか─接続詞の遠隔共起に着目して─(井伊菜穂子)
第2部 段落からみた文章
第7章 構成能力学習者はどのように段落を構成しているか─文段意識の醸成─(青木優子)
第8章 学習者の複段落構成は日本語力の向上とともに変化するのか(喬曉?)
第3部 展開・発想からみた文章構成能力
第9章 学習者は話題をどう選択し内容を展開していくのか(林蔚榕)
第10章 学習者の作文の中で疑問文はどのように使われているか(前川孝子)
第11章 学習者はどのように作文の冒頭と末尾を書いているのか(董芸)
第12章 学習者はどのようなメタ言語表現で意見文を展開させているのか(李?)
第13章 学年進行に伴って学習者の作文はどのように洗練されていくのか(村岡貴子)
第4部 執筆過程からみた文章構成能力
第14章 学習者はどのように作文を書き進めていくのか─執筆過程における修正の位置に着目して─(田中啓行)
第15章 文は学習者によってどのように書かれるのか―執筆過程の休止に着目して―(宮城信)
第16章 学習者の日本語習熟度は作文執筆時の修正理由にどう影響するか(陳相州)
第17章 学習者の作文の執筆メモはどのように変化するのか─学年・ジャンル別分析─(石毛順子)
あとがき(井伊菜穂子)
索引
編者・執筆者紹介