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[日販商品データベースより]
昭和の猟奇殺人「阿部定事件」
「むしゃぶりつきたいほどあたし好みの男だったの」
何が彼女をそうさせたのか? 傑作評伝小説!
昭和の猟奇殺人として名を馳せる「阿部定事件」。
姓を阿部、名は定という三十一歳の女が、
奉公先の亭主であった愛人・石田吉蔵を情交中に絞殺、
急所を切り取って逃亡した。
事件は大々的に報じられ、定は稀代の妖婦、
現代のサロメなどと呼ばれる存在として記憶されることになる。
――だが一体、何が彼女をそうさせたのか?
性愛の極致を、人間の業を、圧倒的な筆力と熱で描き出す、比類なき評伝小説。
■著者紹介
村山由佳(むらやま・ゆか)
1964年東京都生まれ。立教大学文学部卒。会社勤務などを経て作家デビュー。93年『天使の卵─エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞。2003年『星々の舟』で直木賞、09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞、21年『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞を受賞。エッセイ『命とられるわけじゃない』『記憶の歳時記』、小説『ある愛の寓話』『Row&Row』など著書多数。