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[BOOKデータベースより]
時代に孤立しながらも制度や常識に縛られない思考を続けた坂口安吾と河上肇。二人の異なる立場の思想家を通し、日本近代の精神のあり方を問い直す。天皇、国家、宗教、啓蒙といった現代では語りづらい主題について、結論を定めず、問いがどこで生まれ、どこで閉じられてきたのかを探る。
第一部 天皇論の戦後史―坂口安吾と三島由紀夫・大江健三郎(坂口安吾論三題;坂口安吾の人間天皇論―ジョン・ダワーの占領史的視点から;坂口安吾と三島由紀夫、そして昭和天皇―「天皇陛下にささぐる言葉」と「英霊の声」のあいだで;安吾の愛国心、三島のナショナリズム―〈ふるさと〉と天皇をめぐって;「天皇陛下にささぐる言葉」とフランス啓蒙思想―「フィガロの結婚」と「カンディード」を媒介にして;大江健三郎と坂口安吾―戦後啓蒙の行方)
[日販商品データベースより]第二部 河上肇研究―「日本独特の国家主義」を中心にして(河上肇と『武士道』;社会主義・共和主義・宗教的真理;宗教的真理と宗教改革;河上肇の「宗教的真理」と家永三郎の「否定の論理」―宗教的真理と共和主義の相関;天賦人権・民賦国権と天賦国権・国賦人権;「靖国問題」から見た「日本独特の国家主義」;河上肇の宗教批判;河上肇の「国体論」)
第三部 理性の軌跡―ポストモダン状況と「私の方法序説」(私の方法序説―ザインとゾルレンの分離について;デカルトの「学問の樹」と日本への移植;観測者の分裂―デカルトからカントへ、そして日本)
時代に孤立しながらも制度や常識に縛られない思考を続けた坂口安吾と河上肇。
二人の異なる立場の思想家を通し、日本近代の精神のあり方を問い直す。
天皇、国家、宗教、啓蒙といった現代では語りづらい主題について、
結論を定めず、問いがどこで生まれ、どこで閉じられてきたのか探る。