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[日販商品データベースより]
学校教育では様々な安全上の懸念が教育対象となってきた。一方で、現代社会では安全上の懸念は限りがなく、その全てに対応し切れない。本書は、これに対して「リスク」という切り口で包括的に扱うとともに、そこで養われる汎用性のある能力・資質として「リスクの見方・考え方」を提唱する。
1章では、本書を貫く「リスクの見方・考え方」の概要を示した。リスクは一般的な定義である「損害の可能性」に収まらない含意を持つこと、それを理解することが「安全に生きる」だけでなく、汎用性のある資質にもつながり、教育的にも有意義なことを主張している。2章では、安全教育の根底にある見方・考え方の歴史的変遷を押さえた。そこから、安全管理と安全教育という学校安全の車の両輪が持つ倫理的空白でリスク事象を見ることの必要性を指摘した。3章ではそれを受けて、ハーバマスの主張する2つの回路によって教職員と児童生徒がリスクを巡るやりとりを行うことの重要性、そこから得られるリスク教育への示唆を指摘した。
4〜8章は各論である。4章ではいじめ対応、5章では防災、6章では情報モラル教育、7章では、「リスクのものさし」によるけがに対する授業実践を、8章ではキャリア教育でリスクの見方・考え方がどう生かせるかを示した。さらに9章、10章では、児童生徒、教員に求められる資質を検討した。特に、教員こそがリスクの見方・考え方に親しむことが重要である。
現代の学校では、教科の学習を終えた後でも活用可能な概念の獲得や汎用性のある力の育成が叫ばれている。「リスクの見方・考え方」は命を直接的に守るだけでなく、汎用的な能力育成にも資する、というのが本書の各章の共通の主張である。